こんにちは、okutani(@okutani_t)です。Vagrant1.5以降では「Vagrant Cloud」という、Vagrantで使えるBoxのクラウドサービスが利用できるようになりました。
このVagrant Cloudを使うと、今までおこなってきたBoxの導入をよりかんたんにおこなえるようになります。
本記事では、このVagrant CloudにあるBoxを使って、CentOS7のローカル環境を導入してみたいと思います。なお、まだVagrantを導入していない方は、下記の記事を参考にしてください。
LINKMacに「Vagrant」+「VirtualBox」を導入する手順 | vdeep
すでに導入している方も、次のコマンドでVagrantが1.5以上あるか確認しておきましょう。
$ vagrant -v Vagrant 1.8.1
ではさっそく、Vagrant Cloudを使ってローカル環境を構築してみましょう。
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Vagrant CloudからBoxを探す
Vagrant Cloudへアクセスし、利用したいBoxを探してみましょう。
LINKDiscover Vagrant Boxes | Atlas by HashiCorp
上記のように、検索窓からBoxを探すことができます。
Box一覧を「Previous」「Next」でそれぞれページ送りして探すことができます。
この中から使いたいOSを探してみましょう。
今回は「bento/centos-7.1」を使ってみることにしました。
Vagrant CloudのBoxを利用する
以前までは「vagrant box add box名 URL」としてBoxを追加していましたが、現在では次のコマンドだけで「Boxの追加&初期化」を同時におこなってくれるようになりました。
$ vagrant init ベンダー名/Box名
では、適当に「mycentos」ディレクトリを作成&移動。次のコマンドを実行してみましょう。
$ mkdir mycentos $ cd mycentos $ vagrant init bento/centos-7.1
こうすることで、実行したディレクトリにCentOSの「Vagrantfile」が作成されます。
次のように、viでVagrantファイル内の、IPアドレス設定が記述されている箇所のコメントアウトを外しておきます。さらに、他の仮想マシンと重複しないIPアドレスに変更しておきましょう。
$ vi Vagrantfile ...省略... config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.20" ...省略...
次のコマンドで仮想マシンが立ち上がります。
$ vagrant up
立ち上がるまで時間がかかるので、気長に待ちましょう。私の環境下では15分ほどで立ち上がりました。
vagrant upが完了したら、次のコマンドで仮想マシンが立ち上がったか確認してみましょう。
$ vagrant status
ちゃんと仮想マシンが立ち上がっていることが確認できます。
仮想マシンにログインするには次のコマンドを実行。
$ vagrant ssh
下記でログアウトです。
$ exit
これでCentOSの環境構築をおこなうことができますね。
他にもUbuntuやDebianといったOSもかんんたんに導入できます。いろいろと試してみてください。
参考になれば幸いです。